高気密・高断熱ってどう思いますか

高気密・高断熱ってどう思いますかって相談者に聞かれた事があります。その時私は

「どちらも大切だとおもいますが、私自身は夏も冬も窓を1cmぐらい開けて暮らします。冷房中も暖房中も少し窓を開けて暮らします。」
「締め切った家で暮らすのは息苦しい感じがして、嫌なんです。」

とお答えしました。

つまりは高気密にはあまり興味がないと正直に答えました。幸いその相談者は私と同じ考え方で、その後も建築主として私は設計監理を依頼されました。



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高気密って必要か?
生活環境は家の中だけではない 
生活は家の中だけで完結できないです。家周辺の町内での活動や、さらには都心へ買物に出かけたりもします。
コロナ禍だから高気密にして屋外の菌やウィルスを家に持ち込まないようにしたいとか、屋外気温が高いから熱中症を恐れて屋内を気温を下げるとかの行動を聞きますが、屋外・屋内を行き来することへの対応はどうすべきかという課題が残ります。

私は基本的にはそうした負の屋外環境にも日常慣れて行く必要があると考えています。つまり屋内外一体の風通しの良い家創りが私の理想です。その意味で高気密にはあまり興味がありません。

もちろん高断熱は少しでもエネルギー消費を少なくするので、それなりに大切に考えます。設計業務においても現状の行政の推奨断熱基準と現場の断熱設計基準の違いを常にきちんと建築主に説明し、建築主の要望を確認して設計します。


メーカーの推奨仕様は極端
住宅メーカー・住宅設備メーカーの仕様は実に極端です。それは商品のセールスポイントを明確で際立ったものにしないと、商品としてアピールできないし、他社メーカーと差別化できないからです。

例えば換気もできるエアコンとか。そんなこと窓を時々明ければ済むことです。
また熱交換型換気扇を推奨するメーカーが有ります。これは熱の無駄をすることのない換気システムです。しかしその前提は高気密住宅です。高気密の家を理想としない私には不要な住宅設備です。


大切なことは
大切なことは冷えた屋内から高温の屋外へ出かけても、我々が倒れないこと。TVでは専門家が発汗機能を向上させつつ体を冷やすことが大切と言い、そして夏の日没後のウォーキングを推奨しています。私は屋内を冷やしすぎない事も対策の一つだと考えます。

また家の中でコロナ感染者を増やさないためには窓をほんの少し開け換気しながらの冷暖房がこの夏のコロナ禍で大切なこととして推奨するTVでの専門家もいます。

以上のような理由から、高気密な住いではなく、地域の中で風通しの良い家創りが私の理想です。もちろん高断熱は大切です。
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